受付時間 午前 8:30〜11:30、午後 13:30〜16:30 電話 0258-95-2010

生活習慣病とは

生活習慣病の治療は「薬だけ」に頼るものではありません。
日々の生活の中で、少しずつ体を動かし、できることから取り組むことが、将来の健康を守ります。
小国診療所は、病気の治療だけでなく、地域の皆さまの健康づくりをサポートします。

1. 生活習慣病とは

高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、日々の食事や運動、睡眠などの生活習慣と深く関わっています。初期のうちは自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することが多いのが特徴です。放置すると、心臓病や脳卒中、腎臓病などの合併症を引き起こす危険があります。

2. 主な3つの生活習慣病

高血圧

血圧の正常値は、120 / 80 mmHg 以下が正常です。140 / 90 mmHg 以上は、高血圧と呼ばれます。
血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり動脈硬化を進めます。長年の高血圧によって、心臓に負担がかかったり、腎臓機能が低下することがあるため、定期的に心臓や腎臓のチェックもしてみましょう。塩分の摂りすぎ、ストレス、運動不足などが高血圧を引き起こしやすくなるため、食事の工夫とともに、無理のない運動を習慣づけることが大切です。

脂質異常症(高コレステロール血症)

血液中のLDL-コレステロール(悪玉)や中性脂肪が多い状態が続くと、血管が硬くなり、心臓や脳の病気などの血管障害につながります。また、HDL-コレステロール(善玉)が少なすぎても血管障害が起こりやすくなります。
脂質の多い食事を見直し、食物繊維を多く摂る、バランスのとれた食事を心がけましょう。また有酸素運動など適度な身体活動を続けることで、血液を健やかに保ちましょう。

糖尿病

血糖値が高い状態が長く続くことで、全身の血管や神経・網膜(目)・腎臓など、さまざまな部位に影響を及ぼしてしまいます。
糖質の代謝には「インスリン」というホルモンの働きが重要な役割を持っており、「インスリン」の分泌量が少ない体質の人では「食べすぎていなくても」血糖値が上昇することがあり、健康診断などで調べることが大切です。
検査結果の「血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の値を確認しましょう。HbA1c の値が 6.5 %以上 の場合では、糖尿病が強く疑われます。診療所でも検査が可能ですので、ご相談ください。体に適した食事や運動、定期的な検査による管理が大切です。


3. 「動くこと」が健康を守る第一歩

生活習慣病の予防や進行抑制には、体を動かすことが欠かせません。運動は、血圧・血糖・脂質のコントロールを助けるだけでなく、筋力の維持やストレス解消にも役立ちます。ただし、体力や関節に不安のある方は、無理な運動は禁物です。安全に行うためには、医師や理学療法士の助言を受けることが大切です。

4. 小国診療所の取り組み

小国診療所では、医師と理学療法士が連携し、患者さん一人ひとりの身体の状態に合わせて、日常生活でできる運動や姿勢の工夫をアドバイスしています。いつまでも元気で動くことができるように、体が弱って動けなくなることを防ぐために、無理な食事制限は行わず、必要な栄養をきちんと食べることを勧め、必要に応じてリハビリテーションを推進しています。

食事・運動療法を行っていても、十分に血圧・血糖値などが改善しない場合では、薬による治療が必要です。
小国診療所では、内服薬のほか、インスリン注射の治療や、最新のGLP-1注射での治療も可能です。これまで、うまく治療が進まずに苦労された方や、治療が途切れてしまった方も、お気軽にご相談ください。

  • 痛みや動かしにくさ(腰・膝・肩など)がある場合には相談ください
  • 必要に応じて理学療法士による身体機能評価(筋力・関節可動域・バランス)を行います
  • 医師による運動療法の安全確認(心臓疾患・腎臓疾患・関節疾患など)

※ 腰痛・膝痛・肩の痛み等の運動器の症状がある場合には、医師の診断のもと保険診療としてのリハビリテーションを行うことが可能です。

交通アクセス

越後交通バスをご利用の場合

  長岡駅前=親沢=塚山=小国線

  小国車庫バス停下車徒歩5分

小国地域生活交通をご利用の場合

  小国診療所前バス停下車

自家用車の場合

  JR小千谷駅から車で約20分

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